ごぼうってどんな野菜?栄養は?
ごぼう、個人的には好きな野菜です。きんぴらごぼうや筑前煮など好きな料理のアクセントになっているからです。ごぼうは泥がいっぱいついていて洗うのが面倒なイメージもありましたが、最近では洗いごぼうという綺麗に洗ってくれているごぼうが売っていますよね。
ごぼうの栄養成分で一番に浮かぶのは、やはり食物繊維です。便秘気味の時に食べるものをリストアップするとしたら、すぐに名前が挙がる野菜です。 厚生労働省策定の日本人の栄養摂取基準(2015年版)によると、1日に食べる食物繊維量の基準は18-69歳の男性で20g以上・女性で18g以上とされています。ごぼうには100g中5.7gも含まれていて、効率的に食物繊維をとるのにオススメの食材です。 |
食物繊維は消化酵素の作用を受けずに小腸を通過して大腸まで達する成分です。水に溶けないセルロースやリグニン、水に溶けるイヌリン、難消化性デキストリンなどの成分があります。大腸内の腸内細菌に利用され、便秘予防や腸の働きを正常にするだけでなく、体にとって有益な生理機能を持つことが明らかとなっています。ごぼうの旬は11月~2月ころです。多くの日本人は食物繊維が不足気味ということなので、ごぼうがおいしい今の時期に意識して食べてみてはいかがでしょうか。
e-ヘルスネット
七訂 「日本食品標準成分表」 文部科学省 |
日本人の栄養摂取基準 2015年版 厚生労働省