阪神大震災から22年

私はあの時、被害の特に酷かった神戸市の長田区に住んでいました。そして、頃高校受験を控えた中学3年生でした。今でもよく覚えているのが前日クラスの同じ班の友達が2人も熱で休んでいて、私も少し風邪気味で「もしかしたら明日班の全員が休みになったりして」とか考えながら眠りについたのです。そして朝を迎えた5時46分、ものすごい衝撃で目を覚ましました。私は2段ベッドの上に寝ていて下に妹が寝ていたのですが、ドン！という衝撃の後に強い揺れを感じたのを覚えています。震える足で妹と手を繋いで一階に降りました。

時間の流れははっきり覚えていないのですが、電気はそんなに時間が掛からず復興してテレビでニュースを見続けました。クラスのみんなや塾の友達や知っている人たちの名前が画面に出ないでと願いながらひたすらテレビを見続けました。あれから大きな災害が日本でたくさん起きましたが、私の中で一番心に刻まれている災害です。亡くなられた方のご冥福を、家族や友人が亡くなられた方たちの心に少しでも明るい光が灯ることをお祈りしたいと思います。