タマゴについてもっと知ろう
みんな大好きタマゴって言うと少々言いすぎでしょうか?
日々の食卓に欠かせない食材の1つ、栄養が豊富な食材というイメージを確立している食材ですよね。 しかし、コレステロールが多いからと食事において敬遠されがちでもありますよね。
◆タマゴをたくさん食べても大丈夫? 食事からのコレステロールの摂取量は低めに抑えることがのぞましいとされていますが、具体的に目標量を設定するほどの科学的根拠は得られていないため、厚生労働省「日本人の食事摂取基準-2015年版」で、コレステロールの目標量がなくなりました。 これまでは食事でコレステロールをたくさん摂ると、血液中のコレステロールが増えると考えられてきましたが最近の研究で摂取するコレステロール量が直接血中のコレステロール値に反映することはないことがわかってきました。 いやずらにコレステロールを気にすることなく健康の維持・増進のためにも1日2個程度の卵をぜひ摂りたいものです。
◆コレステロールはめっちゃ大事 割と悪者扱いされがちなコレステロールですが、私たちの体を支える重要な成分の1つなんです。脂質の一種であるコレステロールは脳や神経組織、肝臓などに広く存在しています。 細胞膜の構成成分、や性ホルモン、副腎皮質ホルモン、胆汁酸、ビタミンDの前駆体の原料として重要な物質です。コレステロールが不足するような食事を続けると、免疫細胞の中心選手である白血球の働きが弱くなり免疫力が低下します。
◆栄養素の塊「タマゴ」 昔から完全栄養食品などと言われたりするタマゴですが、現に各種アミノ酸が豊富に含まれていたり、ビタミンA、B群、D、E、Kなどの各種ビタミン、亜鉛やカルシウム、リン、鉄などのミネラル類も豊富に含まれています。 さらには、生活習慣病の予防・改善に効果があると言われているレシチンやコリン、カロテノイドなどの機能性成分も豊富に含まれているんです。
◆脳もイキイキ? タマゴ(卵黄)に含まれているコリンは細胞膜や神経組織を構成するレシチンや神経伝達物質のアセチルコリンの材料となる重要な物質です。レシチンは別名ホスファチジルコリンともいいリン脂質の一種で生体膜の重要な成分です。血管壁へのコレステロールの沈着や肝臓に脂肪がたまるのを防ぐ働きがあります。また脳内の神経伝達物質の合成にも欠かせないため、集中力・記憶力を高めたり認知症やアルツハイマー病の予防や改善効果が期待されています。 ◆エイジングケアにもたまご? 今では様々なメディアでも報じられていますが、老化の要因と言われている物質「活性酸素」。 その活性酸素に対抗する為に大事と言われているのは抗酸化作用をもつ食品ですね。 たまごにはメチオニンという必須アミノ酸が含まれています。このアミノ酸からつくられる抗酸化物質はからだの毒素や老廃物を排泄し代謝をよくする働きをします。他にもセレンやセレニウム、ビタミンA、B6、Eなどの活性酸素に対抗してくれる栄養素が含まれています。 昔から愛される食材のタマゴ。結構すごいヤツですよね。 |
流石に”食べすぎ”はどうかと思いますが、毎日の食事において必要以上に避ける必要はなく、適度に食べて健康維持につなげていきたいものですね。
・「改訂新版 栄養成分の事典」 則岡孝子(横浜創英短期大学教授 管理栄養士)監修 新星出版社発行 2010年12月15日
・「栄養の基本がわかる図解事典」中村丁次(神奈川県立保健福祉大学学長 管理栄養士 医学博士)監修 成美堂出版発行 2015年8月 ・「古くて、最も新しい アミノ酸パワー」杤久保 修(横浜市立大学名誉教授)監修 自由国民社発行 2015年2月3日 ・厚生労働省「日本人の食事摂取基準 2015年版」 |
・一般社団法人 日本養鶏協会 サイト