セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)とは②~なぜ?今セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)なの?~
高齢化が進み、医療費の高騰が懸念される今の時代に必要とされるのが「セルフメディケーション」です。日頃から自分の健康状態や生活習慣に配慮し、定期的に健康診断を受け、軽い症状であれば市販薬をうまく活用するなど、自分の健康は自分で管理しようという考え方です。
そもそも医療費控除とは、1年間の家族の医療費自己負担額が合計10万円を超えた場合(所得によって異なります)に確定申告すると、その年の所得税が一部還付されたり、翌年の住民税が減額される税制です。ところが、大きな病気やケガなどがない限りは医療費が10万円を超えることは少なく、申告する人が限られていました。
そこで、従来の医療費控除の特例として新たに始まったのが「セルフメディケーション税制」です。これまで「あまり医者にかからないから医療費控除は関係ない」と思っていた人でも、「セルフメディケーション」にとり組んでいれば控除が受けられる可能性があります。この特例は「セルフメディケーション」を実践する人を支援する制度と言えるでしょう!
参考資料:(日本一般用医薬品連合会 ホームページ)
(厚生労働省ホームページ)
(OTC医薬品協会サイト)