中学校時代の恩師が定年退職
私が中学3年生の時の担任の先生がこの春に定年退職となります。同級生がこっそり退職記念パーティーを開こうと今続々と昔の同級生に呼びかけています。
私も小学校から大学にかけての長い学生生活の中で一番楽しかった記憶が多いのが中学3年生でした。よく話の中で「今までの人生で戻れるならどこに戻りたい?」と聞かれるといつも中学3年生と答えていました。 その時の担任の先生。姿も心もとても美しい先生でした。大学を出た後も何度かお会いしましたが、変わらず美しく凛とした姿は健在でした。でも、とても厳しい先生でもありました。よく覚えているのが初めて赴任された挨拶の時に既に怒っていらっしゃって、「なんだこの先生は?」と思ったことです。でも厳しい中にも生徒を本当によく見ていて、理解していらっしゃいました。私も思春期真っ只中で難しい時期だったりしたのですが、常に「あなたらしくやりなさい」と、ちょっと腐っていたら「あなたらしくない!何しているの!」と叱られました。
以前受けた社員研修の中でも「正しい叱り方」について学びましたが、相手に気持ちを伝えながら叱るのは本当に難しい。自分の怒りを含めていないか、相手の気持ちも汲んでいれているか自問自答しながらですよね。でも先生はこの「正しい叱り方」をされていた方だと思います。的を射ているから落ち込むのですが、叱られた後なぜか温かい手で背中を押してくれたような気持ちになったのを覚えています。
こうやって誰かの記憶に残る人っていいですよね。退職記念パーティー成功させたいです。 |