熱中症の予防と対策 ~応急措置~
では熱中症を疑ったとき何をすればいいの?
【応急措置】
(涼しい環境への避難) 風通しのよい日陰や、できればクーラーが効いている室内などに避難させましょう。
(脱衣) 衣服を脱がせて、体から熱の放散を助けます。きついベルトやネクタイ、下着は ゆるめて風通しを良くします。
(冷却) 氷のうなどがあれば、それを前頚部の両脇、腋窩部(脇の下)、鼠径部(大腿の付け 根の前面、股関節部)に当てて皮膚の直下をゆっくり流れている血液を冷やすこと も有効です。
体温の冷却はできるだけ早く行う必要があります。
(水分・塩分の補給) 冷たい水を持たせて、自分で飲んでもらいます。
冷たい飲み物は胃の表面から体の熱を奪います。同時に脱水の補正も可能です。大量の発汗があった場合には汗で失われた塩分も適切に補える経口補水液やスポーツドリンクなどが最適です。
(医療機関へ運ぶ) 自力で水分の摂取ができないときは、点滴で補う必要があるので、緊急で医療機関 に搬送することが最優先の対処方法です。
もしみなさんやご家族、友人が熱中症かなと疑ったなら…。落ち着いて対処しましょう。室内で起こる熱中症もあります。あれと疑ったら早めの水分補給など行いましょう。