薬も味と香りが大切~健胃生薬~
皆さん、胃の調子はいかがでしょうか?
胃の調子が悪い時に頼るのが胃腸薬。店舗にも様々な種類が並んでいて、皆さんにとって身近なお薬だと思います。そんな胃腸薬の中には、味と香りで症状を改善する成分が含まれている場合があります。
それは、健胃生薬と呼ばれるものです。健胃生薬というのは独特な味(苦味)や香りで味覚や嗅覚を刺激して弱った胃のはたらきを整えたり、高めるために配合された生薬全般のことを言います。
生薬によって、
・胃液の分泌を増やす
・胃を保護する胃粘膜を修復する
・胃の炎症を鎮める
などの作用・特徴があることから、消化不良・胃もたれ・食べすぎ・飲みすぎ・二日酔いなどの症状の改善を目的とした様々な胃腸薬に配合されています。
もしかしたら、普段皆さんが服用している胃腸薬にも含まれているかもしれません。
また、健胃生薬が含まれた胃腸薬を飲むときには注意点があります。
オブラートやカプセルなどに包んで飲んではいけません。
健胃生薬はその特有の味と香りを感じることで効果を発揮します。オブラートやカプセルなどで包むとせっかくの味と香りを感じられなくなるので、きちんと効果が発揮できなくなります。
良薬は口に苦し。ということわざがあります。
「よく効く薬が苦いように、身のためになる忠告は素直に受け入れにくいということ。」 という意味なのですが、健胃生薬の作用を見ると「よく効く薬が苦い」という考え方は昔からの知恵というだけでなく、理にかなった考え方とも言えるのかもしれません。
耳が痛い為になる忠告も、お薬も苦いからといって敬遠してはいけないということですね。
弊社のオンラインショップで取り扱いしている「パンジアス顆粒」は健胃生薬を含んだ胃腸薬で弊社のオリジナル商品です。
パッケージをリニューアルし、12包から18包に容量も増えた「パンジアス顆粒」の詳細は白石薬品オンラインショップの商品ページをご覧ください。
白石薬品の「パンジアス顆粒 18包」の詳細はこちらから
【参考資料:今日のOTC薬 解説と便覧 第4版】