話題の健康食品~ウコン~
ウコンといえば、二日酔いや肝臓にいいと言われている食品でよく耳にしますが、そもそもどのようなものなのでしょうか?ウコンの概要を簡単に説明します。
ウコンは平安時代中期に中国から渡来したショウガ科の多年草で主に熱帯アジアの国々で広く栽培されています。一般にウコンという名称がつくものには春ウコン、秋ウコン、紫ウコンなどがありますが正式な和名のウコンは香辛料として用いる秋ウコンをさします。日本人に馴染み深いのは秋ウコンですね。秋ウコンの皮をむいた根茎を5~6時間煮て乾かし、粉末にしたものをターメリックといい、カレー粉のスパイスとして使われています。このターメリックに含まれる黄色の色素はクルクミンと言われ健康維持や美容によいと言われています。日本では秋ウコンの他に春ウコン、紫ウコンも原料となっている健康食品があります。
参考資料:日本大百科全書(ニッポニカ)、国立健康・栄養研究所のデータベース 他
文責 薬剤師 金森田鶴