親知らずって抜いたほうがいいの?③
太古の時代、人々は硬い木の実や肉を主食としていたため、よく噛む必要があり、それに伴って顎が発達していき親知らずが生えるスペースが十分あったそうです。
ところが、現代の食生活においては子供のころから調理された軟らかい物を中心に食べることが多く、あまり噛むことがなくなってきたので顎が十分に発達することができなくなりました。その為親知らずの生えるスペースがなくなり、きちんと生えることができなくなってきたのです。
ただし、きちんと生えてくるケースもあります。きちんと生えていて、尚且つ噛み合わせとして成立しているのであれば無理に抜歯する必要はないのです。親知らずが傾いていたり、横に向かって生えてしまい隣の歯を押してしまったりすると歯並びに支障が出ます。親知らずは一番奥の歯なので磨き残しや、食べ物が詰まりやすく、それが原因で虫歯や歯周病となってしまいます。このような場合はやはり抜歯した方がよいのでしょう。結論としては親知らずの状態を歯医者さんで見てもらって、判断することであり、必ずしも抜かないといけないというものでもないのだなぁと思いました。 |